◆ラインをキッチリ巻く◆

ラインはキチンと巻いてトラブルなし無駄なし飛距離バッチリ!


スピニングリールのラインをスプールに対してキッチリ巻く、基本中の基本ですが案外コレが出来てない方が多いと思います。

巻き量
スプールに対して約9割程度で巻くのが標準で 多く巻きすぎると一気にラインが出てしまいライントラブルに
少ないとスプールの角にラインが摺れ飛距離激減下糸で調整するのが一般的です。
当然ですがラインの太さ、長さで巻き量が変わりますのでラインを変える場合は面倒でも下糸量を調整することで楽しい釣りができます。

上下の厚さ
スプールに対しての上下の厚さによってもライントラブルや飛距離に影響します。
上側が多ければラインは放出されにくくなり
下側が多ければラインは放出され易くなります
ラインの種類や釣りの種類によって使い分けてください。
たとえば夜間釣行中心のメバルの場合など絶対にライントラブルしたくないので少しだけ上側を多くします。
調節はシマノの場合はスプールを外しワッシャの枚数を増減させて調節します。

巻くとき
ラインを巻くときはテンションをかけて巻きます。
これをしないとホガホガに巻いてしまいますのでライントラブルになります。

フロロライン
フロロカーボンラインは感度が良く根ずれに強い反面張りが強くリールに巻いて直ぐにキャストすると新品ラインが即お陀仏に。
釣りをする3日前にラインを巻きリールになじませてから使ってください。


実際にラインを巻く
  1. 準備する物:電動ドリル、空のリール2個
    電動ドリルは別のスピニングリールを用意する事で代用出来ますが糸ヨレが出ますので出来る限りドリルが望ましいです。
    矢印:電動ドリルのドリルにビニールテープを巻いて空リールがキチッとはまる用に調整します


  2. 電動ドリルに空リールをはめたところです


  3. 古いラインを巻き取ります
    今回はこれを下糸に使います
    下糸は実際に使用するラインと出来るだけ同じ太さ又は細いラインを使用してください
    下糸が太いと間にラインが入り込みます


  4. 古いラインを巻き取り完了


  5. 次に実際に使用するライン(最終的に一番上側になるライン)を巻き取ります。


  6. 巻き取り完了
    この状態ではキャストしても飛距離が全く出ません


  7. 最初に巻き取りした古いラインを巻き取ります
    これが最終的には下糸になります


  8. スプールの9割程度になる様、巻き取ります


  9. この時にスプールの上下どちらかにラインの量が偏っていた場合にはスプールを外し矢印部分のワッシャで調節します
    ワッシャを多くすればスプールが上側に寄りますのでラインはスプールの下側に寄ります


  10. 次にラインを空リールに全て巻き取ります


  11. 巻き取ったリールから再び空リールへ巻き取ります
    これでラインの表裏が反対になります


  12. 最後にスピニングリールに巻き取り完了!


  13. これでラインの無駄は全くなし!糸巻き量もバッチリ!
    快適な釣りが楽しめます。

    第一精工 高速リサイクラー
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    ライン巻き変えには是非欲しい一品です。







    ラナキーニワークス スマートスプーラー アタッチメント付き
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    ライン巻き替え、ライン洗浄も可能!スプールが2段に分かれているので2種のラインを巻き取り可能